看護師

治療できる精神の病気【うつ病はしっかり管理して治していこう】

心と体の病気

中年女性

症状の現れ方

うつ病というと気持ちの変化というイメージがありますが、その症状のあらわれ方は様々なケースがあります。今うつ病は、雑誌やテレビなどでかなり知られた病名になりました。誰もがかかる可能性のある病気でもあり、少し体調が悪い時などうつ病を疑う人も増えています。またうつ病は放置して治る病気ではありません。軽く見て無理をしていると、さらに重症化したり非常に恐ろしい病気であることを知っておく必要があります。うつ病の症状は精神面にあらわれるだけでなく、体調面でも様々な不調を起こします。精神面での症状は他人の目にはわかりにくいところがあり、軽い症状などでは、自分自身も気は付かないこともあります。代表的な症状が憂鬱、気分が晴れない、悲しいなどという悲壮感が長く続きます。こうした気持ちに加え、眠れなくなった、食欲がない、頭痛や肩こりなどの症状も見られます。特に睡眠障害には、仮眠と不眠があります。不眠は誰でも経験するものですが、継続すると生活に支障が出てきます。特にうつ病では夜中に近い時間に目が覚めてしまう変調が見られます。うつ病では日内変動が大きな特徴で、早朝から非常に気分が悪く、夜にかけて調子が良くなっていく傾向があります。

充分な情報が必要です

日本ではうつ病患者が急増していますがその多くは軽度、もしくは抗鬱状態の患者が殆どです。このうち軽度のうつ状態では、薬物療法や精神療法の必要性は比較的少ないといわれています。まず治療を開始する段階では症状が発生した背景など、十分な情報が必要です。自分が今どんな状態なのか、疾患について丁寧に医師から説明を受けることが治療全般に通じます。外来通院を選択する場合には、通院間隔は1週間おきがベストです。処方薬の過量服薬のリスクも念頭に置いて、家族にも疾患の性質と治療の見通しについてよく理解してもらいましょう。服薬管理などでも家族の協力を得る必要があります。うつ病の治療薬では、気分安定薬としてリスペリドンやハロペリドールなどを用いることが多く、定型精神病薬と併用することで、安定が維持していきます。この両方で1か月ほど経過を見て、状態が比較的安定した頃に、抗精神病薬の中止をしてその後は気分安定薬単独で維持していくのが一般的です。うつ病の治療の目標は長期の再発防止予防です。治療薬としても再発予防を視野に入れながら、リスクを考慮したうえで薬物を選択するのが大切です。これらの薬は気分の波を小さくして精神を安定化させる目的で使われます。ただし授乳中や妊婦の服用の安全性は種類によって異なります。特徴や副作用を知って、その効果を十分に引き出すことがうつ病治療にとって最も大切です。