看護師

治療できる精神の病気【うつ病はしっかり管理して治していこう】

職場の人間関係が原因

女性

人間関係が主な原因

仕事や家事、育児、介護などライフステージに応じてさまざまな悩みと直面する女性は、男性のおよそ2倍もうつになりやすいといわれています。今回は、職場の人間関係からうつ症状に悩まされる「職場うつ」を取り上げます。そもそも(職場うつ)は、仕事のストレスが積み重なり、意欲低下や落ち込みなどの精神状態や、肩こりや頭痛、腹痛といった身体症状に悩まされる心の病気です。20代後半〜30代半ばくらいの年代に多く、休日は楽しく過ごしていても出勤日になると調子をくずします。男性は、過剰労働による疲労やストレスが引き金となることが多い一方、女性は職場の人間関係のもつれが主な原因になります。会社を辞めたいと思っても簡単には次の職場が見つからない社会情勢の中、増えつつあるのがこのタイプのうつです。「要注意な人は」一般的なうつ病は、きちょうめんでまじめなタイプがかかりやすいといわれますが、職場うつにとくにかかりやすい人は(人からの評価を気にしすぎる人)です。だれにでも認められたい、好かれたいと思っているため、批判されると、くよくよと引きずります。また、反論が苦手で、いやな仕事も笑顔で引き受けてしまいがち。ちょっとしたストレスでも積み重なるうちに(職場のみんなが私の悪口を言っているに違いない)などと、人間不信状態になることもあります。

症状の度合いに合わせて

また、苦手な人がいる、もしくは人間関係がぎすぎすした環境で仕事をしていると、簡単なことでも緊張や不安から失敗しがちに。それを指摘されることにより、ますます失敗が怖くなって気持ちが萎縮していく、という悪循環が繰り返されるようになります。このようなストレスによる悪循環を断ち切るためには、誰かに話を聞いてもらい、思いを吐き出すことが大切です。「軽度の治療」食事や睡眠に大きな問題がないなら、抗うつ剤は処方せず、漢方薬治療で様子をみることも。気分がふさぎ、自信が持てない人には「半夏厚朴湯」、強い怒りからヒステリックになる人は「抑肝散」、眠りが浅いときは「酸棗仁湯」などいろいろな選択肢があります。漢方は即効性がないイメージがありますが、体質に合えば数日で効果がみられることがあります。「精神科・心療内科」症状の度合いにもよりますが、服薬やカウンセリングなどの治療を始めて、数日〜2週間ほどで(ラクになった)と実感するようになります。治療を受けながら、仕事を辞めずに続けていくことは可能です。ただし、一度うつになると感情のセンサーが敏感になるため、3分の1の人が再発するともいわれています。無理せずに定期検診を続けていくことが大切です。